私はGoogleにとてもとてもお世話になっています。
Androidタブレットが大好きで、このOSを作っているのはGoogleです。この会社はとても頭がいいなあと本当に感心します。
さて先日、また一つ感心することがありましたので紹介したいと思います。
当教室でタブレットを学んでいる生徒様にGoogleマップの便利な使い方を教えておりました。
目的地を施設名や住所で入力をし、経路のアイコンをクリックするとそこまでのルートを調べることができますよ、という内容です。
ここまでならよくある内容なのですが、その時間はほかの生徒様がおられなかったので、音声認識での入力も練習しつつ目的地を検索するという方針にしました。
文字で入力するより早いですし、その生徒様はタブレットを主に自宅内で使用されるとのことで、周りの音での誤作動も考えなくていいため、音声入力はとても便利なのです。
かつて、音声認識と言えば、「そんなこと言ってないよ!」と思うようなおバカな認識をしたり、同音異義語(発音は同じで意味が違う)が大変苦手だったりしました。
「格子状の」と言ったら「仔牛上の」と受け取ったりして、おい!とツッコミを入れたくなるようなものが多かったのです。
しかし、いまやGoogleの作っている音声認識は、本当に優秀です。
はっきりと発音するように心がけると、ほぼ間違いなく認識してくれますし、意味を取り違えることも少ないです。
さて、その音声認識モードで、目的地を調べましょう、と生徒様に操作をしてもらいました。
まずは目的地を入力しましょうとお伝えしたところ、その生徒様は「旗の台から小金井まで」と発音しました。
まるで会話のようなお願いの仕方だったので、さすがにこれは無理だろうと思い「ああ、目的地だけを声でお願いし・・・」と言いかけたところ、なんとGoogleMapは検索に入っているではないですか!
再現してみたのが下の画像です。
音声入力からの検索…
ルート検索結果が表示される
おおお!?・・・Googleスゴイ。ルート検索結果が出るじゃありませんか!
ニュアンスでの利用はできないと思っていました。これはお見それしました。
目的地を地図検索→経路をタップ→出発地を入力・・・などとやるよりも、これはよほど早いです。
私のように、地図検索サイトを初期から使っているユーザーはこういう「ニュアンス」での使い方はできない、と思い込んでしまっているところがあると思います。
昔はAIが発達していませんでしたので、とてもこんなことはできませんでしたから。
たとえば、ある乗り換え案内の出発地に「旗の台」と入れるとエラーが出て、「旗の台駅」と入れると正しく動作したり、また別の乗換案内では逆に「駅」を入れるとダメな仕様だったりして、とにかく相手のルールに従うことが絶対だったのです。
融通などまったく利きません。機械は決められた動作しかできません、というのがこれまでの時代でした。
それがいまや、AIがどんどん発達し、意図を察してくれるようになってきているのです。
自動運転ももうすぐだ、とそりゃあ言われるわけですよね。
この事例で、私もまだまだ勉強することがあるなあ、そして既成概念にとらわれているんだなあと痛感しました。
コメントをお書きください