皆様こんにちは。
ロボットプログラミング教材『KOOV』には音を鳴らす『ブザー』というパーツがあります。
これを使ったロボットを少し紹介したいと思います。
ブザーから音を鳴らすためには、音階、鳴らす時間、止めるタイミング、などをプログラミングで設定していきます。
例えばこんな感じです。電源を入れたら1秒間「ド」を鳴らしたいとします。
スタート、が電源投入したところです。
プログラムは基本的に上から下へ動作します。
まず「ド」である「60」を鳴らす、と設定。
1秒間鳴らしたいので「1びょうまつ」を設定。
最後にブザーを止める設定をして完了です。
曲を鳴らすなら、楽譜に沿って必要なだけこういった設定をします。
楽器であれば演奏者の操作をトリガーにして対応した音を出す、という設定をします。
言葉でいうと難しく聞こえますが、ピアノでいえばドを押したらドが鳴るという事です。
これをプログラムで表現するわけです。
さて、ではKOOVで楽器を作った例をご紹介します。
これはバイオリンです。
ロボット本体の真ん中にある白いパーツ、これがブザーです。
これを鳴らすトリガーは弦が当たっている場所にあるIRフォトリフレクタ(赤外線センサー)です(弦の下にあるので見えませんが・・・)。
弦に当たって、跳ね返ってきた赤外線の強さで出てくる音が変わる仕組みです。
こちらはギターです。
音を鳴らすトリガーになっているのは、2つのIRフォトリフレクタです。
左手の親指の下に1つ、右手の少し下にある白いパーツがもう一つのIRフォトリフレクタです。
この2つのセンサが検知している値で音色が変わるようになっています。
両手の指の位置で音も変わるという仕組みですね。
セッションするとこんな感じです。
よく考えたらギターとバイオリンって珍しい組み合わせですよね。
この楽器のプログラムは、奥が深くてなかなか難易度が高いです。
ですが、ロボット自体の組み立てはそれほど難しくはありません。
組み立てたロボットに既成のプログラムを入力し、その設定値をいじったり内容を理解して楽しめる内容になっています。
IRフォトリフレクターが何をするものなのか実感し、その値に従ってブザーが鳴るのだという連動した仕組みを学ぶにはとてもいい教材です。
ロボット、というと歯車!モーター!みたいな印象がありますが、こういうのもあります。
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