今年もブラックベリーがワサワサと成る季節がやってきました。
ブラックベリーの実は熟すまでに色が変化していきます。
具体的には、黄緑→ピンク→赤→黒→つや無し黒、という感じで、つやがなくなる前の黒いのを食べると酸っぱいです。
かといってつや無し完熟を待つと、腐ったり、地面に落ちたりします。
難しい・・・。
そしてなんといっても雨が大敵、これに当たると木に成ったまま腐るとかカビるとかひどい目にあいます。
梅雨時の6月に成るのにこの欠点はかなり致命的です。
昨年それで痛い目にあっているので、今年は雨が当たらないガレージまで運び込みました。すんごい重い…。
ワサワサです。このおしゃれ感がいいですよね。
ちなみに、水をあげすぎると酸っぱくなります。かといって水をやらなすぎるとしおれます。
どうしろというんだ!というちょっとワガママな性質。地植えだと乾かし気味という調節ができそうですがプランターだと土の量がすくないので、乾かし気味→乾かし過ぎ、までがあっという間です。
ちなみに実のサイズはこれくらいです。500円玉2個分くらいのサイズのがゴロゴロと採れます。
この品種はシャーロンズ・デライトという矮性品種で小さい木ですからそんなに大きくならないはず・・・なんですが、妙に実がでかいです。
オセージという別品種も育てているのですが、木のサイズは2倍はあろうかというのに実のサイズはこの1/2ってところです。
実がたくさんなると重みで地面につきます。支柱でささえないとダメですね。
育て始めたころ、何か簡単な作物はないものかと探してブラックベリーにたどり着きました。
ブラックベリーは木だから毎年なるし、肥料もあんまりやらなくていいらしいし、立性のなら支柱もいらないだろう、なんて気軽に考えていました。
しかし、良い実をとるにはそれなりに苦労が要りますね。
今年わかったことは、剪定をばっちり(バッサリ)やること、これは大変重要だなあと。
昨年も剪定はしていたのですが、細いシュートとかはほったらかしてました。太いのとどれくらい違うのかなあと、実験的な意味合いもあったんですが。
育ててみると、シュートが細いとつく実の量が少ないだけではなく、質もよくなかったです。あとから太くなるってこともないです。細いまま伸びていきます。ぶっといシュートだけ残す方が絶対いいですね。
そして、下葉をとりまくること、これも容赦なくやった方がいいです。
シャーロンズ・デライトについてはめちゃくちゃ密度が高くなります。ぜんぜん陽があたらないところに葉があってもろくなことはありません。
正直、来年はもっとばっさりいこうと思っています。
現状、甘い実と酸っぱい実が混在してます。同じ木の同じ枝でも随分違うのです。
なんとか全部甘くなるように、私なりにいろいろ工夫と実験を続けてみます。いやはや園芸は奥が深いですね。
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